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ノックスドール防錆施工 Noxsel.(ノクセル)とは

 

サビは内側からクルマを破壊します

 

10年ほど前、当店でのノックスドールは「販売したクルマへの納車サービス」のような位置付けでした

安価なシャシーブラックを塗る代わりに、ノックスドールでクルマの下を黒く塗りつぶす

今でもほとんどの工場では、このような施工をしていると思います

それでも防錆性能が高いノックスドールなら、黒く塗るだけの施工でも、相応の効果がある事は確かです

 

効果があって割と安く済むから…

みんながそうしているから…

クルマの防サビはこういうものだから…

 

そんな私の考えが変わったのは、以前注文を受けて販売した車を車検の依頼で預かった時でした

関東から取り寄せたその車は、年数こそ経ってはいたものの、納車時にはそれほどサビがありませんでした

そして納車の時には下回りをノックスドールで黒く塗って引き渡していました

 

 

 

リフトのアームを掛けて持ち上げると、サビによる腐食で柔らかくなってしまったサイドシル(サイドステップ下のフレーム部分)にポイントがズブズブとめり込んでしまいます

リアのジャッキポイント横のフレームは、サビで内側からめくれ上がり、一部が剥がれ落ちてしまっています

 

クルマの下表面を覆う黒いノックスドールは大部分が健在で、内部から崩壊してしまったフレーム部とはあまりにも対照的でした

 

「中に空洞がある場所は、外側をどれだけ黒く塗ってもダメなんだ…」

 

 

その後、改めてノックスドール防錆の基本工程を学び直し、今までなおざりにしてきたフレームなど中空構造部位の内部防錆の重要性を痛感しました

 

浸透性防錆剤を使用し、中空構造内部にまんべんなく油膜を貼る

実際に中空部にしっかり油膜を貼ったクルマの経年変化を観察し、「内部を制すものがサビを制す」との確信に至りました

 

その後、ホームページから防サビを商品として販売するようになり、更に沢山の気付きがありました。

当初は汚くて面倒くさいけど誰でも出来る仕事、と思っていた防錆が、随分奥の深いものだという事もよく解りました

 

ノックスドールを使った防錆を商品として扱って3年半

気付きを得る度に何度も施工方法の改良を重ね、現在に至ります

 

下回りの中空部位への内部防錆に重点を置き、よりサビにくい施工へ

 

クルマ下回りの表面を防錆する一般的な防錆施工と明確に区別する為、当店で行うノックスドール防錆施工をNoxsel.(ノクセル)と名付けました

 

Noxsel.(ノクセル)は、使用する防錆剤Noxudol(ノックスドール)の商品名から頭3つのNoxを使わせて頂き、selected(厳選された)の省略形sel.と組み合わせた造語です

 

厳選されたノックスドール防錆施工、Noxsel.(ノクセル)

 

中空部位の内側にしっかり油膜を貼り

 

見えない場所まで、丁寧に

 

そして、クルマのウラまで、美しく

 

お客様の愛車を、サビにくいクルマへ変えていく

 

それが当店のノックスドール防錆施工、Noxsel.(ノクセル)です

 

 

 

 

 

 

 

冬には降雪により道路の除雪が必要になる北海道では、除雪車を使用した除排雪だけでなく、凍結防止剤(融雪剤)の散布によって交通の要である幹線道路や高速道路の除雪を行っています。

積雪によって頻繁に交通障害が出るようでは困りますし、道路の除雪は私たちの生活に欠かせない重要な行政サービスになっています。

近年、運用コストや人材不足の問題から、除雪の主役は大型の除雪車から融雪剤の散布車へとシフトしてきており、北海道での融雪剤の散布量は年々増え続けています。

 

散布される融雪剤の主成分は塩化カルシウムであり、私達の生活の為に冬の道路には絶えず塩が撒かれている状態になっています。

その為、融雪剤が散布される幹線道路沿いの植物などの生態系や、鉄やコンクリートでできている建造物、又、その道路を走行している「私たちのクルマ」への影響も大きく、極めて重大な問題になってきています。

 

融雪剤散布の様子

 

融雪剤散布の様子

 

 

融雪剤の影響で錆びてしまったクルマの下回り

 

融雪剤の影響で錆びてしまったクルマの下回り

その為、現在塩化物を使用しない、環境に配慮した融雪剤の開発や使用も行われていますが、コストや効果の問題でまだまだ本格的な実用には遠いようです。

 

私たちが毎日使うクルマは、塩害によって簡単にサビてしまう鉄で出来ています。

 

北海道の現状では、新車からでも5年も乗れば下回りのサビが気になるようになり、8年も乗ればドアやフェンダーなどボディまでサビに侵されてしまいます。

 

年々、増え続ける塩化物を含んだ融雪剤。

いまだ目途が立たない塩化物を含まない代替え融雪剤。

 

詰まるところ、自分のクルマは自分でサビから守るしかありません。

ノックスドール防錆施工は浸透性防錆剤とアンダーフロア用防錆剤の二重防錆構造で、融雪剤によるサビからあなたの愛車を守ります。

 

ノックスドール防錆施工とは?

ノックスドール防錆施工とは?

ノックスドールは防錆剤の先進国、スウェーデンで産まれた防錆剤です。

防錆剤とは浸透性の高いオイル又はWAXで構成された非乾燥状態を保つ物質で、サビの進行を抑える成分が含まれているものの事をいいます。

ノックスドールには、ラストインヒビターというサビ抑止成分が含まれ、クルマの中空構造部分における結露や、クルマの下回りが受ける塩害から発生するサビを防止し、現在サビのある部分に於いてはその進行を抑制します。

 

ノックスドールは古くから環境問題に取り組んでいる国の製品だけあり、無溶剤と低溶剤の製品がラインナップされています。

ボルボ社の新車ラインでも正式に採用されており、ボルボ社では新車出荷の段階でノックスドール防錆剤によって一定の防錆処理が行われています。

 

防錆施工とは浸透性の高いオイルやWAXで構成された非乾燥性の防錆剤を施工することで、一般に防錆と称して水性、又は油性の主に黒い塗料を塗るだけの作業とは根本的に別の事です。

 

一般的に言われる防錆塗装とは、樹脂またはゴム系の溶剤を含んだ、すぐに乾燥する主に黒色の防錆保護塗料を使用して施工します。

防錆保護塗料は全く錆のない新車のサビ抑止には有効ですが、既にサビが出ているクルマに施工すると、サビの上に塗料が乗った状態で乾燥して被膜が形成される為、短期間でサビが被膜を押し上げて塗膜そのものが剥がれてしまいます。

又、塗膜に耐久性がない為、毎年、或いは車検毎の塗り直しが必要で、防錆保護塗料を以ってサビを防ぐためには、長期的にみて高いコストと相当な手間が必要になります。

 

ノックスドール防錆施工は、黒く塗るだけの名ばかりの防錆とは違います。

 

サビ抑止成分ラストインヒビターを含んだ浸透性防錆剤を、鋼板の合わせ目、フレームの内部、現在サビの出ている部分に塗布して錆止めし、その上に非乾燥性の2mmの分厚い塗膜を作って浸透性防錆剤の錆止め状態を保ち続けます。

2mmの分厚い塗膜は数か月掛かって表面が硬化しますが、内部は粘性を保ち続けるため非常に剥がれにくく、足回りなど飛び石が直接当たる場所以外は基本的に一度施工すると塗り直す必要がありません。

ノックスドールは、サビを抑止する浸透性防錆剤と、極めて剥がれにくい分厚い塗膜の二重防錆で、あなたの愛車をサビから守ります。

 

二重防錆1

二重防錆2

 

施工手順 在庫車リスト
価格表 お問合せ

 


ノックスドール防錆施工 使用防錆剤

浸透性防錆剤


ノックスドール750ノックスドール750
【低溶剤、浸透性防錆剤】
《黄褐色のオイル状》

錆の発生部位、パネルの合わせ目、車体の中空構造部全般に使用します。
基本的にアンダーコート剤は粘度が高く、浸透性に欠けます。
そこで浸透性の高い浸透性防錆剤を錆びの発生部位、パネルの合わせ目に浸透させ錆の発生、進行を抑えます。
又、中空構造部の中で霧状に拡散塗布する事で、中空部全体に防錆被膜が形成され、サビの発生を抑制します。

 

水置換性、浸透性防錆剤


ノックスドール700ノックスドール700
【無溶剤、浸透性防錆剤】
《薄褐色の液体WAX状》

水置換性とは、サビに含まれている水分と融合し、水分を押し上げ排除しながら奥深く浸透していく性質です。

ドア内部、リアのタイヤハウス内側、サイドシル内部、ボンネットフード内側、バックパネル内部などの主に結露が発生しやすい部位に使用します。

極めて浸透性の高い無溶剤の液体ワックス成分ですので、ノックスドールハードの施工に於いてはサビの出ているアンダーフロア全体に塗布し、同じく無溶剤ワックス成分のアンダーコート剤、ノックスドール300と組み合わせて使用します。

 

アンダーフロア用防錆剤

アンダーコート剤


ノックスドール1600ノックスドール1600
【低溶剤、防錆アンダーコート】
《黒色の鉱物油系塗料、非乾燥、半硬質》
膜厚 2mm以上

下回りに分厚い保護膜を形成し、融雪剤に含まれる塩分をボディに寄せ付けません。
施工後数か月で表面はガチガチに硬化しますが、内部は粘性を保ったままで塗膜の保持力が非常に高く、飛び石などに強く剥がれにくい特性があります。

 


ノックスドール900ノックスドール900
【低溶剤、防錆アンダーコート】
《黒色の鉱物油系塗料、非乾燥、半硬質》
膜厚(スプレー施工時)150~350ミクロン

当店の防錆施工では、ガン施工するノックスドール1600を塗り切れなかった細かい部分などの仕上げに主に使用します。
1600ほどの分厚い塗膜は作れませんが、塗料の伸びが良く、1600では塗り切れない細部への施工にぴったりです。
又、プロペラシャフトなどの回転部分などには、厚みで重量バランスを損なう事がない為、ノックスドール900を使用します。

 


ノックスドール300ノックスドール300
【無溶剤、防錆アンダーコート】
《黒色とカラーレス(薄褐色)のWAX系塗料》
膜厚 100~250ミクロン
非乾燥、軟質

当店防錆施工では、ノックスドールハードと、オプションメニューのコンプリートプラスで使用します。
無溶剤のWAX成分でベタベタした表面は時間が経過してもほとんど乾燥しません。
その為、サビと一緒に剥離する事が少なく、サビの多いクルマの下回り施工に向いています。
コンプリートプラスではカラーレススプレーを使用し、ノックスドールハードの下回りアンダーコートでは黒色かカラーレス(薄褐色)のガン施工を行います。

 

施工手順 在庫車リスト
価格表 お問合せ
2019/03/19